東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2014年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2015年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2015年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2015年度の目標 >> 済生会川口総合病院

済生会川口総合病院

H26年は、手術件数597件であった。昨年と比較し減少しているが、諸検査などの症例数による影響が大きいと思われる。がん関連手術に関してはやや減少傾向にある。内訳は膀胱がん(TURBT,全摘除術)はほぼ横ばいで、腎、尿管、副腎関連も大きな変化はないものの、前立腺全摘除術が29例から13例に大きく減少した。これは、ロボット補助下手術の普及が大きく影響している。一方、良性疾患に関しては、昨年導入したレーザーにより前立腺肥大症に対するHolEPを開始した。また、fTULも増加しこの方面の治療をさらにレベルアップしたいと考えている。今まで、当科は疾患の選択と集中により効率的な医療をめざしてきたが、今後、当科がロボット手術を代表とする先進医療に特化していくのか、広く標準的医療を目指すのかの分岐点にあると思われる。また、ここ数年川口市泌尿器科医会を軸としてPSA地域連携パス運営に取り組んできたが、さらに、治療経過の良い前立腺がん症例の循環式パスの導入を検討しており、この分野での埼玉県のオピニオンリーダーとなれればと考えている。スタッフは、昨年5人体制(龍治、菊野、津嶋、早川、石原)で開始したが今期、菊野、津嶋両先生の退職により大幅にマンパワーが低下した。4月から尾本先生が赴任され4人体制となるものの昨年と同様のレベルを保つのは厳しいと考えている。今期は、ピンチをチャンスととらえ、スタッフ全員で話し合いを行うことにより質の高い医療、教育体制を再構築したいと考えている。

龍治 修

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