東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2010年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2011年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2011年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2011年度の目標 >> 川島病院

川島病院 活動報告・2011年度の目標

川島病院での活動報告として、私がこの一年間川島病院での研修で経験したことを報告致します。

川島病院には主に腎臓科、泌尿器科、循環器科、糖尿病科といった診療科があります。また900人以上の透析患者を抱えており、大規模な透析医療を行っております。

腎臓科部門のモットーとして「タンパク尿から腎移植まで」を掲げておりますが、まさにその言葉通り、タンパク尿から腎不全、透析導入、維持透析、腎移植、透析再導入といった腎臓を中心とした流れを体感することができました。

2010年度の総手術件数は933件で、そのうち腎不全関連手術は721件(PTA327件、生体腎移植1件を含む)、泌尿器科手術は136件、その他が76件(下肢切断術など)でした。

特にアクセス関連手術や腹膜透析用カテーテル挿入術といった手術を中心に多くの経験を積むことができました。川島病院での生体腎移植も経験することができました。泌尿器科分野ではTULやTUR-Bt、TUR-Pといった内視鏡手術を中心に経験することができました。

1年間を振り返ると、手術など手技的な面での経験はもちろんですが、様々な疾患を経験できたことも非常に重要な経験だったと感じています。診療の中心は透析医療にあり、合併症は多岐にわたります。今まで教科書でしか見たことのないような疾患にも遭遇しました。内科分野が大部分を占めており、改めて全身を診ることの重要さ、難しさを痛感しました。

川島病院は病院全体として積極的に臨床研究を行っています。その空気はとても前向きでよい刺激となりました。私自身も臨床研究に参加させて頂きましたが、データ解析、統計処理に関して、ほんのわずかですが勉強することができたと思います。
この1年の経験を無駄にしないよう精進していきたいと思います。

最後になりますが、院長先生をはじめとする川島病院スタッフの皆さんの優しさに支えられて1年間過ごすことができました。心から御礼申し上げます。

神澤 太一

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