東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2010年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センター泌尿器科および関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室 活動報告・2011年度の目標5.関連および協力施設 活動報告・2011年度の目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設 活動報告・2011年度の目標 >> いわき泌尿器科

いわき泌尿器科 活動報告・2011年度の目標

このたびの東日本大震災により被災された皆様ならびにご家族の方々に、改めまして、心からのお見舞いを申し上げます。

ときわ会グループの各医療施設におきましても、3月11日、地震にともなう透析設備の破損や断水の発生、インフラの損壊による医療物資の不足、風評被害に起因する食料やガソリンなど生活物資全般についての著しい窮乏といった状況に直面し、いわき地域における他の医療機関と同様、通常どおりに透析医療を継続することが極めて困難となりました。

そのため3月17日、ときわ会グループおよびいわき市内の透析施設と協同し、東京都内、新潟県内、ならびに千葉県鴨川市(亀田総合病院)に向けた合計約700名規模での集団避難計画の遂行により、透析医療の継続を実現することができました。

大地震の罹災という状況下、地域医療の重要な本質について理解を共にし、このたびの避難実施に絶大なご支援を賜りました県内外各医療機関の先生方の識見と職員皆様の情熱、ならびに行政機関各位のご協力に、心より尽くせぬ感謝を申し上げます。

財団法人ときわ会「常磐病院」では、昨年4月、福島県いわき市からの引き継ぎによる開院以降、1年間の工期計画で耐震補強ならびに新棟造設を中心とする改築工事をすすめて参りましたが、このたびの震災により、当初、本年4月1日に予定いたしておりましたグランドオープンを延期することになりました。

予定していた新常磐病院は、120床の一般床および120床の療養床、最新のCT、MRI、PET-CT、人間ドック健診センターを有し、内科、外科、整形外科、婦人科、小児科、泌尿器科、皮膚科、人工透析といった総合的な診療科目において、地域医療という使命の中核を担う新たな病院として、工事が順調に進めば7月1日のオープンを予定しています。

ときわ会グループにおきましては、未曾有の大災害の発生、それに続く困難な状況への対処、そして明日に向けた地域の復興に向け、職員一丸となって、地域の皆様の健康という大切な「絆」を担う医療機関として求められる責務を果たして参ります。

何卒、皆様からのさらなるご指導を宜しく賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。

新村 浩明

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