東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2006年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センターおよび関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室活動報告・2007年度目標5.関連および協力施設と活動報告・2007年度目標6.業績目録7.あとがき

5. 関連および協力施設と活動報告・2007年度目標 >> 済生会川口総合病院

済生会川口総合病院活動報告

2005年10月から4人体制になり少しずつ手術件数、患者数などが増加してきていましたが、2006年に入り、顕著に増加を見るようになりました。
手術件数は470件(ESWL151件を含む)と過去最高になり、根治的腎摘13例、腎部分切除5例、腎尿管全摘6例、膀胱全摘6例、前立腺全摘21例、TUR-BT,TUR-Pもそれぞれ53件、56件、などに大幅に増加し、うれしい悲鳴を上げています。

当院でも2006年6月からDPCが導入され、また看護単位が7対1になって、収益が増加したことにより、新病院完成から2年を経過して何とか赤字脱出へと向かっています。医療事情が厳しい折、このまま順調にいってくれるとよいのですが・・・。

初期研修医は、毎年6〜9名採用しています。2年続けて泌尿器科希望者が居たのですが、残念ながら当院および女子医大の後期研修医にゲットすることが出来ず、人員確保に貢献できませんでした。
来年こそは・・・。そして、また4人にしてもらわねば・・・。

新病院見学かたがた、外来・手術のお手伝いなどに来ていただけるのをお待ちしております。
奥村 俊子

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済生会川口総合病院2007年度目標

思えば、私が当院に赴任して6年が経つ。当時破綻瞬前であった病院を院長の下それこそ再生させるべく努力がおこなわれた。困難な財政の中、病院を建て替え、病院評価機構の認定、医師研修指定病院認定、DPC開始など年々改革の努力がなされ、本年は、黒字決算となる病院に変化している。この進化は、今年もゆるむ事は無く、地域支援病院、癌拠点病院の認定を受けるべく準備を始めている。この状況の中、泌尿器科としては臨床、教育で3つのことを目標としている。 (1)内視鏡手術の拡大:泌尿器科領域もここ数年低侵襲手術が一般化されつつあり、内視鏡手術は必要不可欠となっている。現在施行している副腎、腎の内視鏡手術をより拡大したいと考えている。また認定医取得を目指し、当院でのこの分野の研修ができる環境を整えたい。 (2)治療のマニュアル化:病院の財政努力の結果、勤務医師の業務はますます忙しいものとなっており、医療トラブルが起こりやすい環境にある。また、各疾患のガイドラインも作製されており、これらを踏まえた、安全で効率的な医療が求められる。このため個々の医師の裁量に任せるだけでなくマニュアル下に医療を行う必要があると考えている。 (3)臨床研修環境の整備:他大学の研修システムにおいても非常に綿密なプログラムが組まれており、プログラムは後期研修医の入局選択の大きな要因なっていると思われる。今後、この努力を怠った大学との間で、二極化が生じるものと考える。当院においても大学での研修の一環として充実した研修ができるよう環境整備を急ぎたい。本年度からまずは病理カンファレンスを開始した。また希望者には尿沈渣の研修も行える。今後、放射線との合同カンファも施行したいと考えている。
龍治 修

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