東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 設立趣意書会則
東京女子医科大学泌尿器科 腎泌尿器癌研究会 The Society of Urological Disease at Tokyo Women's Medical University
■ 2006年度年報
ホーム1.はじめに2.医局構成・新入局員紹介3.東京女子医科大学腎センターおよび関連病院入院・外来・手術統計4.東京女子医科大学泌尿器科学教室活動報告・2007年度目標5.関連および協力施設と活動報告・2007年度目標6.業績目録7.あとがき

4. 東京女子医科大学泌尿器科学教室活動報告・2007年度目標 >> 女性泌尿器科部門

女性泌尿器科部門活動報告

今まで、女性泌尿器科領域は東医療センターで巴ひかる先生が対外的にも本学を代表して行っていた。大学本院における同分野は家後が小児泌尿器部門の診療しつつ行っていたが、小児の手術症例が多く外来中心にならざるをえなかった。小内が昨年7月から9月まで東医療センターで研修を行い、文字通り巴先生に手取り足取り御指導いただき、本院でも女性泌尿器科として立ち上げていくこととなった。女性泌尿器科部門は「女性排尿障害センター」として本年1月29日大学ホームページに初めて紹介された。以下その紹介文を掲載する。

「女性の為の排尿障害を治療する目的で東京女子医科大学病院では女性医師を中心に患者様に対応できる女性排尿障害センターをつくりました。
泌尿器科と婦人科にて下部尿路機能と生殖器の問題を一緒に考えていきます。

 くしゃみや咳で尿が漏れたりしたことはありませんか?
 冷たい水を触ったり水の音をきいたりすると急に尿意がしませんか?
 外出先から帰ってくると玄関先で急に尿意がでてトイレまで間に合わなくなることはありませんか?
 重いものを持ったときに会陰部に違和感が出たりしませんか?
 さっきトイレに行ったのにまたトイレに行きたくなった事はありませんか?
 外出先でトイレばかり探していませんか?
 尿が溜まってくるとおなかが痛くなったりしませんか?

年取ったから仕方ないとか恥ずかしいからなど一人で考え込まないで専門医に相談してみましょう
きっと何か解決策があるはずです。(後略)」

実質上昨年10月から本格稼働したこの部門で行った手術は、巴先生に来ていただいたTVTスリング1例(当院では初めて)と間質性膀胱炎に対する水圧拡張術2例だが、ホームページを見て指名していらっしゃる外来患者も増えており、手応えを感じている。課題はまだまだあるが今後の発展に期待していただきたい。女性の排尿障害は潜在患者が多いとされるが、なかなか相談できず一人で悩んでいる患者が少なくない。そんな方々が生活を少しでも快適に過ごすためのきっかけとして、当部門を受診してくださるようになれば幸いである。
小内 友紀子 家後 理枝

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女性泌尿器科部門2007年度目標

(1) 外来症例の充実、データベース作成
(2) 手術症例の充実(TVT手術、性器脱手術、間質性膀胱炎水圧拡張)
(3) 学会発表(女性泌尿器科関連)
(4) ウロダイ検査の定形化
(5) 尿失禁外来の基本診療手技の伝達
小内 友紀子 家後 理枝

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